Batushka - Litourgiya
ポーランドは良質エクストリームメタル量産国でございます。Vader、Behemoth、Decapitated…錚々たるメンツ過ぎてビチャビチャ垂涎祭り。
そんなポーランドからの超大型新人ということで、世間(推定1万2000人くらい)を騒つかせたBatushkaさんの登場です。
紹介する前に1つ…。
私は前回記事で申し上げた様に、どりーみぃ等のJC御用達ラブキュンコミックみたいな語感が好きですが、「黒魔術」「狂気」等、憧れのダークサイドに堕ちてみたけど世間からの冷ややかな目のせいで半殺しみたいな状態になっちゃってる男子中学生みたいな語感も大好物であることをこの場を借りて明言しておきますね。
先ず、兎にも角にも他のブラックメタルを超越する最大の特徴として挙げられるのは、笑っちゃう程に呪術的かつ神秘的だということ。
Voの暗黒呪文でも唱えるかのような、芯の通った、地を這う蛇のような低声が鳥肌モノです。
演奏してるあっち側は既にアレなんですが、聴いてるこっち側も訳も分からず魔法陣の中に突っ立ってる気分になります。
ぶっちゃけ呪術的なエッセンスを隠し味程度に加えたブラックメタルは結構存在したりしてます。然しながらBatushkaさん、モロです。怪しいモノをモロ出しです。
まぁ、怪しいだけじゃ宗教曲かガチもんのヤバい人達かになっちゃうんですけど、半端なくエクストリームなドラミングと、癖になるメロディアスなギターリフ、狂気すら感じるスクリームと、ピュアなブラックメタル要素にも隙が全く無いのがこのバンドの恐ろしいところ。
1st アルバムにして高すぎる完成度、世間でいう捨て曲など一切なし、と揚げ足を取る為の足が無いレベルです。
下に貼ってあるLIVE映像観てください。絶対にアルバム聴きたくなる&ライブ行きたくなりますから。これ書いてる奴が元も子もないことを言いますと、聴くのが一番早いです。私のモットーである「百見は一聴に如かず」精神でいきましょう。
完全なる黒ミサ的世界観。
日本に降臨しては修学旅行生のJCにサタニズムを刷り込み、お寺の常香炉に「魔除け」の効果があるらしい線香を自ら供えるという可愛い悪名高い同郷Behemothのネルガル様とは違って、Batushka自体は悪魔崇拝者ではないとは思うのですが。
超余談ですけど、直近の年末年始にポーランドに行ってきまして。
飯うまい、ビール激安。共産の匂い漂う街並み最高にクールだよとか。
偶然話した現地人が日本好きで、幽☆遊☆白書に対する話の熱量に圧倒されてジャパニーズ代表の私が置いてかれるとか。
女性レジ店員が某蒙古タンメンの宣材写真みたいな立ち方で海外の接客ヤベェとか。
普通に手錠かけられた人が警察に連行されてるのよく見たよとか。
まるでBatushkaの様な中毒性を持った最高な国でした。
結論 : 大好き、ポーランド。大好き、Batushka。
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【トラックリスト】
1.Yekteniya Ⅰ
2.Yekteniya Ⅱ
3.Yekteniya Ⅲ
4.Yekteniya Ⅳ
5.Yekteniya Ⅴ
6.Yekteniya Ⅵ
7.Yekteniya Ⅶ
8.Yekteniya Ⅷ
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1.Yekteniya Ⅲ
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