JONY - Список твоих мысией
大きな玉ねぎの下で
舞台は九段下。
日本が誇る珠玉のバラードです。
日本語が分かる地域に生まれたお陰で歌詞が読める。
ありがてぇもんです。
今回紹介するのは、
おばけ玉ねぎ名産地、
舞台はアゼルバイジャン。
キリル文字だからタイトルから歌詞まで全てが謎でなーんにもわかんないアルバム。
努力を怠ったとか言うなし。
声色とかメロディから言葉の裏を感じ取る空気の読めるジェントゥメンなだけだし。
何でしょう、シルクロード音楽って感じです
色んな国から色んな文化を持ってきて、自国のものにしちゃうみたいな。
例えば、
日本で味噌、韓国でコチュジャン、中国で豆板醤、インドでカレー、最後にアゼルバイジャンの料理にそれらを足す。
するとどうなるでしょうか…。
カレーになります。
カレーは万物をカレーにします。
間違えました。
例えも間違えたし話す内容も間違えました。
要するに、トラップとかレゲトンとかそう言うエッセンスが、(主観ですが)ロシア語圏特有のアンニュイな発声、アンビエントで寒々した曲に絶妙にマッチしてるってことです。
チルできるし、中にはダンサブルなものもあるしでとても飽きない。
あ、そうでした。
冒頭で伏線みたいに出した玉ねぎのくだりですけど、イスラム圏に多く見られるモスクの上にあるおばけ玉ねぎあるじゃないですか。
あれって諸説あるみたいですけど、コーランを読む際によく響くように設計されてるみたいなんです。
このアルバム聴いてて、まぁ言語とか宗教の関係性とか詳しくはわからないんですが、モスクの中で歌って木霊してる風景がピッタリだなーと思いまして。実際に木霊してる感もあります。
ロシアとかコーカサス圏の音楽って土着感と艶ツヤと無機質が混在してる感じがして凄い好みです。
大きな玉ねぎがある国は、良い音楽が生まれるんだなぁ。
結論 : けど結局玉ねぎもカレーで炒めればカレーだし、旨い。
リリース : 2019年
収録曲数 : 9曲
総時間 : 25分