あれるげんふりー

アレルゲンフリーかつオーガニック。半端なく体に優しい音楽レビューもどき。

Iron Reagan - Crossover Ministry

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米国産スラッシュメタル / ハードコア、2017年リリースの3rd。

 

カテゴリ分けの便宜上バラバラに書きましたが、俗にいうクロスオーバースラッシュメタルでございますね。

こういう所で学んだ英語をやたら使いたがって「これとこれクロスオーバーさせたらおもろいと思わない?…あ、混ぜ合わせるってことね」みたいなしょーもない二度手間を踏むという、最近の政治家・評論家達を反面教師として学べていない私こと、わさですこんにちは。

 

なんとも可愛らしいor毒々しいジャケットが目を引く、ジャケ買い特化型のジャケでございますが、中身も凄い。

前回記事に続きまして、今回も錚錚たるメンバーで構成されたスーパーバンドと呼んでも差し支えないのではないでしょうか。

Vo. Tony Foresta、Gt. Land Philは、Municipal Wasteでも活動中。

Dr. Ryan Parrishは元Darkest Hour。

うん、こりゃすげぇやって感じですね。

Gt. Mark Bronzinoもガッツリハードコアバンドで活躍してますし、そりゃあクロスオーバースラッシュになりますわなと頷けます。

 

そんなガッチリした土台から放たれるアルバムはと言いますと…

楽しいです。

う〇こみたいな感想だけで終わるわけにはいかないので続けますが、そんな感じです。

楽曲はとてもコンパクト。6秒で駆け抜けるものから、長いものでも3分半くらいです。

短い曲の中でも、ガッチリと印象的なフレーズを嵌めてくるものもあれば、それに加えてもうドタスタひたすらに駆け抜けるものもありと、中々聴いてて気持ちの良い仕上がりです。

どちらかと言えばハードコア色が若干強めなのもあり、爆発的な勢い勝負感が強め。

なので金太郎飴アルバムっぽさもありますが、クロスオーバースラッシュって何となく、アルバム一貫して爆走・汗臭さ、そういうの求めてると思うのです。

なので、この在り方は正解でしょう。

実際聴いていてスカッとして最高にハイになります。

金太郎飴って表現はどこを切っても同じと揶揄して使われていますが、裏を返せば最初から最後までブレずに男の顔があるんですよ。

あのオカッパの勇ましい男の顔がどこまでも真正面を見据えてるんですよ。

その姿勢、キモくないですか 男として憧れませんか。

このアルバムに関しては、どこまでも自分たちの音楽を一貫して突き進む美学が見て取れます。この姿こそ、金太郎飴という賛辞が相応しいと思いますね。

 

#1これぞクロスオーバーといったお手本のような頭ガン振りチューンがオープニング。

#3小気味良いリフが半端なく格好いいスラッシュナンバー。

#4はこのアルバムの最長曲。怪しげな鍵盤楽器からスローパートへ、Voが入ると同時にグルービーかつスラッシーなリフが楽しい一曲。

#5では一転短い12秒。”No Sell”のタイトルとは裏腹にiTunesで12秒150円という、音楽界指折りの価格破壊を起こしているという公式が繰り出す渾身ギャグも楽しい。

#7は一つ一つの単語を鈍器に変えて殴るかのようなVoが冴え渡るハードコアナンバー。Fuck the Neighbors!って一緒に叫びたくなっちゃうライブ映えしそうな一曲。

タイトルナンバーの#9は、ファストパートとミドルパートを交互にせわしなく織り交ぜながら展開。最後は拍手パチパチ。

#10、#11は印象的なギターリフを演り捨てるかのよう。味のあるガムを味のする段階で取り上げられる感覚。焦らしテクが凄いドSチューン。

#12もはやNaparm DeathのYou Sufferを彷彿とさせる。You Suffer自体を6倍に引き延ばしたらこれ聴こえてくるんじゃねぇかとも思っちゃいます。

#13は一貫してミドルテンポ。サビ(?)でのVoラインが癖になります。

#14に関しては鼻に何かを詰まらせような声の主がだれなのか、それ一転がただただ気になって仕方がない。曲自体はクール。

#16ドッ、ナッカッ、ドッ、ナッ、カァァァッ!!!…楽しい…楽しいです…。

最後に、もう純粋に格好いいスラッシーなラストナンバー#18で締め。

 

18曲で28分と、だれることなく最後まで突っ走ってくれます。

飽きの来ない、最高級な金太郎飴でした。

なんか凄いディスってるように見える気がしますが、今回の場合の金太郎飴は褒めですからね。最高に褒めてますからね。

しかしながら、金太郎飴で画像検索すると、無数に切り取られたのっぺーとした顔が一斉にこちらを見つめてくるという中々な狂気を味わえます。是非。

やっぱ褒めるならもう少しおシャンな飴が良い…。

 

 

結論 : 揶揄するときは金太郎飴、褒めるときはパパブブレ。今回はパパブブレ

 

 

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【トラックリスト】

1. A Dying World

2. You Never Learn

3. Grim Business

4. Dead with My Friends

5. No Sell

6. Condition Evolution

7. Fuck the Neighbors

8. Power of the Skull

9. Crossover Ministry

10. More War

11. Blatant Violence

12. Parents of Tomorow

13. Bleed the Fifth

14. Megachurch

15. Shame Spiral

16. Dogsnotgods

17. Eat or Be Eaten

18. Twist Your Fate

 

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7. Fuck the Neighbors

 

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