あれるげんふりー

アレルゲンフリーと謳った音楽3割 雑談7割の添加物まみれブログ。

6LACK - Free 6LACK

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米国産R&B、2016年リリース。

 

突然ですが私は都会が好きです。

田舎か都会どちらに住むといわれたら、被せ気味に即答するレベルです。

もしですよ、田舎派の人と問答でバトる機会があるとしますよ?

都会は煩くて疲れるじゃんと言われたら、

そのためのベッドタウンじゃんと返します。

都会には自然がないじゃんと言われたら、

独自の進化を遂げた無駄にデカい虫がいるよりはマシじゃんと返します。

人との繋がりが希薄じゃんと言われたら、

それはもはや個人の問題では?と返せますし、

極めつけに、なんでも物価が高いじゃんと言われたのなら、

それはあれやん、その、諸行無じょ…違うな、世の常みたいな…?(…うるせぇな)と返せるのです。

だから都会は孤高の存在なのです。

要するに何が言いたいかと申しますと

都会でオシャンな音楽を聴くとアガるよね⤴⤴⤴

これです。

 

ということで、今回紹介するアルバムは6LACKの作品です。

6LACKと書いて、読み方はブラック(black)です。

于ョ─ゥヶゑωτ″すレナー⊂″。

1990年代後半の元気な渋谷が脳裏に浮かぶ、とても良い名前ですね。

ディスってませんよ。

肝心の音楽性はほぼパラパラみたいなやつです。嘘ですR&B meets Ambientです。

根底はアーバン香漂うR&Bですが、全体的にアンビエント特有のこもりに包まれています。馬鹿っぽく言うとほわぁあ~ん、ほわぁあ~ん、って感じです。

6lackは非常に艶っぽい歌声の持ち主の、The R&Bシンガーなのですが、出身自体はラップバトル上がりだそうです。

その影響はしっかりと楽曲の中で色濃くでており、他のR&Bとは一線を画すものとなっております。

#1は、俺はこういう音楽やってますと言わんばかりの、挨拶チューン。

導入部分で民族楽器の笛のような音色がアンビエントの靄から顔をのぞかせます。そして6LACKは初っ端から畳みかけるように言葉を発していきます。まさにHip Hopの影響を色濃く感じます。うんうん、わかりやすく格好いい。

#2はトラップ調のHip Hopが割と前面に押し出されスリリング。しかしながらR&Bのスムースさも兼ね合わせていて流石。

#3に関しては完全にキラーチューン。スローなテンポで冷たい雰囲気の中を、6LACKが様々なフロウで縦横無尽かつ滑らかにスルスルと動き回る。深海のタコさんかよと思うくらいに。深海のタコさんがそんなに動き回るのかどうかは別として、それくらい衝撃的な佳曲。

#4も前曲に劣らぬクォリティ。こちらはR&B特有の艶やかさがジワジワ押し寄せてくる。

#6は高音のキラキラしたサウンドと胸に響くような重低音の対比が始終美しいし、6LACKの声質の世界観と絶妙にマッチするので、普段なら恥ずかしすぎて言えたもんじゃない「ジャズィ~やな」というシェイムワードを思わず口走りたくなる、これまた名曲。

そして最初の落ち着いたパートからガッとトップに持っていくのが巧すぎるやろと脱帽する#7。ほんと構成がテクニカルで聴かせてくれます。

#9と#10はひとつながりの様な展開に思えなくもない。物憂げなピアノをアンビエント空間が包み込む#9は始終憂いに満ちているようである。#10でも変わらず物憂げなピアノが軸ではあるものの、Hip Hopのビートと歌唱法で違いが生み出されている。ドラマチック。

最後の#11は9分越え。9分とアルバムの中で群を抜いて長い楽曲ではあるものの、決して中だるみすることはない。むしろ一つの短編映画を見ている様な感動すら覚える。

 最後も前曲、前々曲同様ピアノで締めくくっております。てことは、これも含めて3部構成ってことなのかな?いずれにせよ最後にピアノ&ノイズで占めるのはズルいぜ兄貴…。

 

あぁ…これは個人的に半端ない名盤です。

夜の都会に灯るネオンが目に沁みちゃう光景にピッタリ合うアルバムとして紹介しようとしたけど、そんなもん小賢しいわってくらい名盤です。

これは都会だけの範疇で括ろうとしていた私も反省しておりますので、お詫びに田舎の良さも紹介しなくては。

田舎って、土地名+ジャスコ=〇〇ジャって略しがちで何か良いよね。

褒めてますよ。

 

 

結論 : 都会とか田舎とか関係ないよ。皆で6LACK聴こう。私は断固として都会派だけどな。

 

 

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【トラックリスト】

1. Never Know

2. Rules

3. PRBLMS

4. Free

5. Learn Ya

6. MTFU

7. Living U

8. Gettin' Old

9. Worst Luck

10. Ex Calling

11. Alone / EA6

 

【YouTube】

3. PRBLMS

 

www.youtube.com

 

【Amazon】

Free 6lack

Free 6lack

 

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【番外編】プロ映画リハビラーへの道①

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皆さん映画はお好きですか?

今や娯楽として確固たる地位を得ている映画、もはや娯楽を超えてるかもしれません。

楽しみ方も人それぞれ。

友達と一緒にマーベル作品で盛り上がる。

恋人と恋愛映画なんて最高の大イベント。

一人でヒューマンドラマ観て人生の指標を得る。

どんなシチュエーションでも映画は主役にもなるし脇役にもなってくれる。

今の気持ちに寄り添ってくれる。アドバイスもくれる。

はは、なんだか映画って、人生のスパイスですね。

…え、私ですか。

…年に1本くらいは観ますけど。あ?

 

てことで、今現在、塩ひとつまみ程度のスパイスしかかかっていないのが我が人生の現状です。

非常に由々しき事態です。

冒頭でクソ恥ずかしいこと口走ってた奴が観る本数とは到底思えません。

そんな訳でございますので、我が人生にむせ返るレベルの香辛料をガンガンぶちまけるべく、映画を嫌になるほど堪能しようキャンペーンを実施したいと思います。

とは言っても、何を観たか忘れないように広告の裏に綴るメモ代わりみたいにこのブログを悪用するだけです。

トーリとかネタバレとか、一切しませんので御安心くださいませ。

 観た中でも特に気に入った作品を2、3程ピックアップして戯言述べていこうと思います。

 

■ The Fall / 落下の王国

「映像美やべぇ」、この口コミで惹かれ鑑賞。

全体的に色調が黄色く感じたけども、映像美を謳う映画はなんとなくこんな感じなイメージある。

広大な自然と建築の美に、どやぁぁぁぁ!って具合に圧倒される。とにかく圧倒される。CGでない本物の美しさをこれでもかと堪能できる。

ロケ地はインドなので、観終わった人は「俺、インド行ってくるわ」と大学3年生みたいなことを言い始める事間違いなし。

「自分」はインドで探しても無いだろうけど、「美しい風景」はインドで探せそうですね。

 

■ Kingdom of Heaven / キングダム オブ ヘブン

みんな大好きオーランドブルーム主演作。

中世ヨーロッパの世界観が好きなので観ました。

この映画、何がすごいって攻城戦の迫力が凄まじいです。

男なら一度は魅了される攻城戦。カタパルトで攻撃されるシーンとか城内のパニック加減がひしひしと伝わってくる。

我々今を生きる者としては、カタパルトと言えばSASUKEでお馴染み人間カタパルトですから、平成は平和なんだなぁと今この時代に生まれたことを感謝しちゃいました。

 

■ Troy / トロイ

ブラピちゃんとブルームちゃんのダブル主演。

またオーランドブルームですか!って感じですが、奇跡の御顔だから仕方がないよ…。

男性からしたら、無敵のブラットピットがとことん無双する血沸き肉躍る映画です。

女性からしたら、ガチムチの肉体美のブラットピットが拝める目の保養映画です。

オーランドブルームの役は…うん。格好良いんだから良いんじゃないですかね。

あ、そうそう。

PCで見る際は、DVD入れたらスパイウェアが入るわけではないと思うんですけど、一応カスペルスキーノートンウイルスバスター入れとけば安心だと思います。あとウイルスだった場合に備えて、念のためマスクもしておいたほうがいいと思います。

 

■ The Martian / オデッセイ

■ Er ist wieder da / 帰ってきたヒトラー

■ Pixels / ピクセル

■ Assassin's Creed / アサシン クリード

 

まだまだ観ていきますよ。

Scriptonite(Скриптонит) - Праздник на улице 36

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カザフスタン・ロシア産Hip Hop、2017年リリース。

 

CMソングって最高に耳に残りやすい。

そこから火がついて有名になるアーティストも沢山。

Suchmos竹原ピストル辺りは聴かない日はないくらい。

その曲が取り上げられて、商品もアーティストも売れるんだからwinのwinです。

しかしながら一番もどかしいCMソングがありまして。

それは何か。

半端なくスタイリッシュなのに曲名も無い使い捨てオシャンソング。

UNIQLOとかそんな感じのメッセージ性強すぎる奴に多い。

特に群を抜いてキューピーのメッセージ性の強すぎること。

捻り出した脂肪分がブロッコリーの上にもっさり載るだけの映像に、まじまじと見せつけられるこちら側は何を感じればいいのかと思いつつ、あのブロッコリーの物憂げな佇まいに、今の遣る瀬無い自分を重ねたり…したことは毛頭ない。

けど、あのメッセージ性を生み出すスタイリッシュなBGMが気になる。

もはや曲に思えない。まるで意志を持った人間のように姿を晦ます。

そう、探せど探せど彼は逃げていく。

けど、奇跡的に見つけたの。彼じゃないかもしれない。けど彼なの。

キューピーBGMという名のScriptoniteなの…。

 

あ、そうですよ。疲れてます。

しかしながら今回は本当にスタイリッシュなHip Hopをご紹介します。

レペゼン「カザフスタン生まれロシアンHip Hop育ちの大体悪そうなヤツ」こと

Scriptonite(Скриптонит)です。

 言語はロシア語です。

Mr.モノリンガルで名を馳せた私には良く分からんのですが、何となくスラスラっと流れていくようで、エスニックな香りがする不思議な言語ですね。

どことなく妖艶な響きがあって惹きつけられる。例え話者が男でも。

Hip Hopとなると母音が重要か…と思い調べてみたんですけど、母音やら軟母音やらとちょっと何言ってるかわかんないです状態に突入しました。

要するに格好よく聞こえりゃいいんじゃないですかね!!!!!!!

 

ロシア語に根元から心を折られたので曲自体に移行します。

まず特筆すべきは、Scriptoniteの声。

芯の通った囁く様な低声が心地よく格好良い。

ガテン系男子のエロスを抽出して凝縮したドモホルン声です。

まずはお試しセット的な感覚で下の動画で聴いてください。

そして当たり前ですがもう一つ欠かせないのがトラック。

どこかスリリングで、ロシアの寒々しくて薄暗い共産臭のする廃頽的なアンダーグラウンド風景・もしくは廃頽の裏に隠れたラグジュアリーな裏社会。

結局全部網羅してんじゃねえかみたいになりましたが、そんな感じで危険な香りが漂っております。

曲のテンポは総じてスロー主体。あってミドル程度。音自体は比較的シンプルでありながら、相反して全体的に重圧感のある雰囲気。

さらにガタイのよさそうな男の艶やかな囁き声が絡み合うので濃密。

然しながら、不思議と胃もたれしないのは、洗練された音選びのトラックと、艶やかであり暑苦しさを感じさせないScriptniteの声のお陰。

重さと軽さのバランスが絶妙な珠玉の一枚です。

中でもお勧めは#4。何故なら一番キューピーっぽいから。もといスリリングかつエスニックの極みです。

是非、ロシアHip Hopの入り口にどうぞ。

 

ところでキューピーCMのBGMって牧歌系とアーティスティック系に分かれてると思うんです。

二つともどこで手に入るんやぁぁ…って思い悩んでる人のために、この記事を書きたかったんです。

そんな、「キューピーCMのBGMの探し方が分からない」という日本1憶2000万人の声を解決できれば、この記事を書いてよかったと感じます。

キューピーCM BGMフリークに、幸あれ。

 

 

結論:無印良品で売ってるCDとかもキューピーっぽいよ。オヌヌメ

 

 

 

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【トラックリスト】

1. Капли вниз по бёдрам

2. Напомни

3. 104 (Скит)

4. Цепи (при уч. 104)

5. Точно не нужно новых

6. Поворот (при уч. Niman)

7. Первый (при уч. Баста)

8. Ага, ну

9. Вечеринка (Другая версия)

10. Не забирай меня с пати (при уч. Надя Дорофеева)

11. Темно

12. Оставь их

13. Outro (при уч. 104 и Benz)

 

YouTube

9. Вечеринка (Другая версия)

www.youtube.com

 

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Праздник на улице 36 [Explicit]

Праздник на улице 36 [Explicit]

 

 

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Asking Alexandria - From Death To Destiny

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英国産メタルコア、2013年リリース。

 

商業的〇〇って言葉って深いですよね。

ニュアンスだけ聞くと滅茶苦茶に最悪です。

けど人気なものを作れるんだったら、単純に滅茶苦茶凄いこと。

商業的〇〇、皆さんはどう思いますかね。

私は、難しいこと言うつもりはなくて、ただ一つ、これだけは言いたい。

おかねだいしゅきでしぅ(^q^)

ってことです。

 

そんなこんなで、今回は商業的と言われがちなAsking Alexandriaです。

Asking AlexandriaのVo. Danny WorsnopはこのバンドのほかにWe Are Harlot等でも活躍しております。We Are Harlotはかなり好きで、ラウパでも観ましたね。

さて、ちょいずれました。Asking~はメタル聴いてる方ならご存知でしょうねなバンドです。

何かと少しマイナー処を紹介して批判を避けてきたこのこのブログとしては、大変珍しいことです。しかし、敢えて紹介します。

それは何故か。昔々、メタルを聴き始めて間もない頃、「商業的」のニュアンスに騙され、今まで聴いてこなかったけれど、最近ふとこのバンドの名前を思い出して、何気なーく聴いてみたらゲロ格好良かったからです。

6年間、知識を蓄える行為を拒んだことになります。例えるなら小1と小6の知能差です。

友人( • ̀ω•́ ) < 俺さ中学受験するんだよね。わさ、お前は?

わさ( ^q^ )   <うんこばくだんどーん はいバリアきかないー

死活問題です。

えぇ、私こそが「商業的〇〇」の犠牲者です。

そんな語感に惑わされるコマースレフュジー達を救うべく、俺こそが立ち上がる!!!

みたいな雰囲気を醸し出しながら座って記事を書きます。

 

さて、商業的と言われる所以って?

売れそう。大多数に人気でそう。これに尽きます。

商業的って敢えて皮肉っぽく言われるくらいだから聴きやすいに決まってます。

そこで、「聴きやすい」のニュアンスの問題ですが、「やすい」って部分が感じ悪いんですよね。

「この日本酒のみやすーい!」…私もよく使っちゃう言葉です。

よく考えたら、好んで飲んでるのになんで「飲みにくい」前提なのかと。

だから聴き「やすい」のではなく聴き「たくなる」って感じです。

で、ここでよく出る「無難なことやってるだけじゃ?」みたいなお話ありますけど、ポピュラーが無難なら、超王道のゴリゴリデスメタルも言ってしまえば無難ってことになりかねないので、不毛な言葉の揚げ足取りはやめましょう。

実際売れてるし、実際格好いいし、これがAsking Alexandriaの正しい方向性なんです。

ですので、商業的だから良いんですと、敢えて商業的という言葉を用いて言わせていただきます。

で、どんなサウンドなのか。

最初から最後まで一貫したキャッチーさ。

最初から最後まで一貫してシンガロング祭が開催できる。

耳に残るフレーズの圧倒的物量。フレーズの人海戦術

聴いた後は頭にこびり付くので、クリーンパートが拷問のようにループします。

割としゃがれた声なのかと思いきや、なんてお美しい声も出すの?と惑わされる。

その中でも私が顕著に思ったのは、語尾の上がり下がりが中毒性高すぎる点。

#7 Believeのサビではスラーがかかったように、徐々に語尾の音階が上がっていく箇所が何回か登場します。

私、何故かここがツボらしく、一番気に入った曲が#7でした。理解が得られる気がしないけれども。

他にも沢山印象的なメロディー等々はあるのですが、これはもう個人の好みを探し出す楽しさを味わってください。私レビュワーではなく、れびゅわぁって感じなので、ここでは割愛(または職務放棄)します。己の耳が一番正しいんですから。

まぁ、兎に角、誰しもがどこかにお気に入りのフレーズを見つけることができるアルバムだと思います。

メタルとダンスミュージックのハイヴリッドの様ですし、ノれて当然ですね。

メタル布教なんかに丁度いいんじゃないですかね。

非常に良いアルバムです。

 

今回ですね、締めの文がどうしても思いつかないです。

ちんこうんこちんことか言っとけば締まりますかね。

無理ですか。そうですか。

うんこうんこ。

 

 

結論:頭が幼稚化しちゃうレベルでノれるメタルも最高じゃねぇですか?

 

 

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【トラックリスト】

1. Don't Pray For Me

2. Killing You

3. The Death of Me

4. Run Free

5. Break Down The walls

6. Poison

7. Believe

8. Creature

9. White Line Fever

10. Moving On

11. The Road

12. Until The End (feat. Howard Jones)

13. The Death of Me (Rock Mix)

 

YouTube

2. The Death of Me

www.youtube.com

 

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From Death To Destiny

From Death To Destiny

 

 

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Ametsub - Mbira Lights 1

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国産エレクトロニカ、2017年リリース。

 

エレクトロニカとかいう奇跡的な言葉の羅列。

一文字でも狂ったら急にバランス崩れそうな響き。

そういえば、シューゲイズだって魅惑的な響きです。

「靴ガン見」って意味なのに、音楽性と響きは合致してるので奇跡的です。

その反面、ゴアグラインドとかいう醜悪の塊のような響きもありますし。

クソみたいな直訳しますと「血塊磨り潰し」ですから正にって感じです。

その分エレクトロニカの意味は、wikipediaで調べたけど何言ってんのか意味わかんねぇまるで雲の上にある掴めない幻のよう…。

そんなこんなで、音楽界で最強の響きと意味合いの合致性を誇るエレクトロニカからの紹介です。

 

さて、日本を代表するエレクトロニカアーティストであるAmetsubですが、私一度だけ生で見たことあります。

小さな教会でのライブでして、ヤスデを茹で上げたみたいな見た目の楽器を使用しておりました。あれ何だろう。

とにかくその見た目からは想像できない神秘的な音が紡ぎだされるという半端ない異空間を体感いたしました。

どうやら今回の作品でも、見たことも聞いたこともないムビラというジンバブエのショナ族に伝わる伝統楽器を軸に作成されたものだそうです。

 

で、感想としては、何だこの落ち着く世界観は。

何だろう、仏具的な感じ?風鈴的な?バリ風ホテルでかかってるやつ?

みたいな、どこか土着的かつ妖艶な音色。

かつ不安定な音の配置のようでスムースに流れる絶妙なバランス。

とにかく最高の癒し空間です。

EPですのでコンパクトですが、いくらでも聴いていたくなる不思議な中毒性もあります。

サラーっと聴いていたい、けど、耳を傾けて聴いてもいたい、なんとも汎用性が高いが、なんとも悩ましい、確実に今年のベストに名を連ねるであろう傑作です。

 

そして、ムビラ欲しくなりました。

割とスタイリッシュな外観なので、思わず買ってしまいそうですが、

リコーダーの裏側の穴を半分だけ塞ぐヤツで楽器の挫折を味わったカス太郎な私には、このくらいの楽器が丁度良いかなと思いますね。

ア〇パ〇マ〇キーボードは幼少期から脈々と受け継がれる日本古来の伝統楽器ですので、ほぼ笙であり、ほぼムビラです。

 

 

結論:ムビラも笙もア〇パ〇マ〇キーボードも、ルーツをドントシンクフィールだ。

 

 

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【トラックリスト】

1. Mbr / Northbound 

2. Mbr / Mbirambient 

3. Mbr / Ajisai 

4. From The Mountain 

5. Mbr / Flurries (Easy) 

6. Mbr / Ajisai (Austin Cesear Remix) 

7. Mbr / Flurries (Seefeel Remix)

 

YouTube


Ametsub - Mbira Lights 1 EP (snippet)

 

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Mbira Lights 1 EP

Mbira Lights 1 EP

 

 

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