あれるげんふりー

アレルゲンフリーと謳った音楽3割 雑談7割の添加物まみれブログ。

【番外編】プロ映画リハビラーへの道①

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皆さん映画はお好きですか?

今や娯楽として確固たる地位を得ている映画、もはや娯楽を超えてるかもしれません。

楽しみ方も人それぞれ。

友達と一緒にマーベル作品で盛り上がる。

恋人と恋愛映画なんて最高の大イベント。

一人でヒューマンドラマ観て人生の指標を得る。

どんなシチュエーションでも映画は主役にもなるし脇役にもなってくれる。

今の気持ちに寄り添ってくれる。アドバイスもくれる。

はは、なんだか映画って、人生のスパイスですね。

…え、私ですか。

…年に1本くらいは観ますけど。あ?

 

てことで、今現在、塩ひとつまみ程度のスパイスしかかかっていないのが我が人生の現状です。

非常に由々しき事態です。

冒頭でクソ恥ずかしいこと口走ってた奴が観る本数とは到底思えません。

そんな訳でございますので、我が人生にむせ返るレベルの香辛料をガンガンぶちまけるべく、映画を嫌になるほど堪能しようキャンペーンを実施したいと思います。

とは言っても、何を観たか忘れないように広告の裏に綴るメモ代わりみたいにこのブログを悪用するだけです。

トーリとかネタバレとか、一切しませんので御安心くださいませ。

 観た中でも特に気に入った作品を2、3程ピックアップして戯言述べていこうと思います。

 

■ The Fall / 落下の王国

「映像美やべぇ」、この口コミで惹かれ鑑賞。

全体的に色調が黄色く感じたけども、映像美を謳う映画はなんとなくこんな感じなイメージある。

広大な自然と建築の美に、どやぁぁぁぁ!って具合に圧倒される。とにかく圧倒される。CGでない本物の美しさをこれでもかと堪能できる。

ロケ地はインドなので、観終わった人は「俺、インド行ってくるわ」と大学3年生みたいなことを言い始める事間違いなし。

「自分」はインドで探しても無いだろうけど、「美しい風景」はインドで探せそうですね。

 

■ Kingdom of Heaven / キングダム オブ ヘブン

みんな大好きオーランドブルーム主演作。

中世ヨーロッパの世界観が好きなので観ました。

この映画、何がすごいって攻城戦の迫力が凄まじいです。

男なら一度は魅了される攻城戦。カタパルトで攻撃されるシーンとか城内のパニック加減がひしひしと伝わってくる。

我々今を生きる者としては、カタパルトと言えばSASUKEでお馴染み人間カタパルトですから、平成は平和なんだなぁと今この時代に生まれたことを感謝しちゃいました。

 

■ Troy / トロイ

ブラピちゃんとブルームちゃんのダブル主演。

またオーランドブルームですか!って感じですが、奇跡の御顔だから仕方がないよ…。

男性からしたら、無敵のブラットピットがとことん無双する血沸き肉躍る映画です。

女性からしたら、ガチムチの肉体美のブラットピットが拝める目の保養映画です。

オーランドブルームの役は…うん。格好良いんだから良いんじゃないですかね。

あ、そうそう。

PCで見る際は、DVD入れたらスパイウェアが入るわけではないと思うんですけど、一応カスペルスキーノートンウイルスバスター入れとけば安心だと思います。あとウイルスだった場合に備えて、念のためマスクもしておいたほうがいいと思います。

 

■ The Martian / オデッセイ

■ Er ist wieder da / 帰ってきたヒトラー

■ Pixels / ピクセル

■ Assassin's Creed / アサシン クリード

 

まだまだ観ていきますよ。

Scriptonite(Скриптонит) - Праздник на улице 36

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カザフスタン・ロシア産Hip Hop、2017年リリース。

 

CMソングって最高に耳に残りやすい。

そこから火がついて有名になるアーティストも沢山。

Suchmos竹原ピストル辺りは聴かない日はないくらい。

その曲が取り上げられて、商品もアーティストも売れるんだからwinのwinです。

しかしながら一番もどかしいCMソングがありまして。

それは何か。

半端なくスタイリッシュなのに曲名も無い使い捨てオシャンソング。

UNIQLOとかそんな感じのメッセージ性強すぎる奴に多い。

特に群を抜いてキューピーのメッセージ性の強すぎること。

捻り出した脂肪分がブロッコリーの上にもっさり載るだけの映像に、まじまじと見せつけられるこちら側は何を感じればいいのかと思いつつ、あのブロッコリーの物憂げな佇まいに、今の遣る瀬無い自分を重ねたり…したことは毛頭ない。

けど、あのメッセージ性を生み出すスタイリッシュなBGMが気になる。

もはや曲に思えない。まるで意志を持った人間のように姿を晦ます。

そう、探せど探せど彼は逃げていく。

けど、奇跡的に見つけたの。彼じゃないかもしれない。けど彼なの。

キューピーBGMという名のScriptoniteなの…。

 

あ、そうですよ。疲れてます。

しかしながら今回は本当にスタイリッシュなHip Hopをご紹介します。

レペゼン「カザフスタン生まれロシアンHip Hop育ちの大体悪そうなヤツ」こと

Scriptonite(Скриптонит)です。

 言語はロシア語です。

Mr.モノリンガルで名を馳せた私には良く分からんのですが、何となくスラスラっと流れていくようで、エスニックな香りがする不思議な言語ですね。

どことなく妖艶な響きがあって惹きつけられる。例え話者が男でも。

Hip Hopとなると母音が重要か…と思い調べてみたんですけど、母音やら軟母音やらとちょっと何言ってるかわかんないです状態に突入しました。

要するに格好よく聞こえりゃいいんじゃないですかね!!!!!!!

 

ロシア語に根元から心を折られたので曲自体に移行します。

まず特筆すべきは、Scriptoniteの声。

芯の通った囁く様な低声が心地よく格好良い。

ガテン系男子のエロスを抽出して凝縮したドモホルン声です。

まずはお試しセット的な感覚で下の動画で聴いてください。

そして当たり前ですがもう一つ欠かせないのがトラック。

どこかスリリングで、ロシアの寒々しくて薄暗い共産臭のする廃頽的なアンダーグラウンド風景・もしくは廃頽の裏に隠れたラグジュアリーな裏社会。

結局全部網羅してんじゃねえかみたいになりましたが、そんな感じで危険な香りが漂っております。

曲のテンポは総じてスロー主体。あってミドル程度。音自体は比較的シンプルでありながら、相反して全体的に重圧感のある雰囲気。

さらにガタイのよさそうな男の艶やかな囁き声が絡み合うので濃密。

然しながら、不思議と胃もたれしないのは、洗練された音選びのトラックと、艶やかであり暑苦しさを感じさせないScriptniteの声のお陰。

重さと軽さのバランスが絶妙な珠玉の一枚です。

中でもお勧めは#4。何故なら一番キューピーっぽいから。もといスリリングかつエスニックの極みです。

是非、ロシアHip Hopの入り口にどうぞ。

 

ところでキューピーCMのBGMって牧歌系とアーティスティック系に分かれてると思うんです。

二つともどこで手に入るんやぁぁ…って思い悩んでる人のために、この記事を書きたかったんです。

そんな、「キューピーCMのBGMの探し方が分からない」という日本1憶2000万人の声を解決できれば、この記事を書いてよかったと感じます。

キューピーCM BGMフリークに、幸あれ。

 

 

結論:無印良品で売ってるCDとかもキューピーっぽいよ。オヌヌメ

 

 

 

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【トラックリスト】

1. Капли вниз по бёдрам

2. Напомни

3. 104 (Скит)

4. Цепи (при уч. 104)

5. Точно не нужно новых

6. Поворот (при уч. Niman)

7. Первый (при уч. Баста)

8. Ага, ну

9. Вечеринка (Другая версия)

10. Не забирай меня с пати (при уч. Надя Дорофеева)

11. Темно

12. Оставь их

13. Outro (при уч. 104 и Benz)

 

YouTube

9. Вечеринка (Другая версия)

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Праздник на улице 36 [Explicit]

Праздник на улице 36 [Explicit]

 

 

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Asking Alexandria - From Death To Destiny

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英国産メタルコア、2013年リリース。

 

商業的〇〇って言葉って深いですよね。

ニュアンスだけ聞くと滅茶苦茶に最悪です。

けど人気なものを作れるんだったら、単純に滅茶苦茶凄いこと。

商業的〇〇、皆さんはどう思いますかね。

私は、難しいこと言うつもりはなくて、ただ一つ、これだけは言いたい。

おかねだいしゅきでしぅ(^q^)

ってことです。

 

そんなこんなで、今回は商業的と言われがちなAsking Alexandriaです。

Asking AlexandriaのVo. Danny WorsnopはこのバンドのほかにWe Are Harlot等でも活躍しております。We Are Harlotはかなり好きで、ラウパでも観ましたね。

さて、ちょいずれました。Asking~はメタル聴いてる方ならご存知でしょうねなバンドです。

何かと少しマイナー処を紹介して批判を避けてきたこのこのブログとしては、大変珍しいことです。しかし、敢えて紹介します。

それは何故か。昔々、メタルを聴き始めて間もない頃、「商業的」のニュアンスに騙され、今まで聴いてこなかったけれど、最近ふとこのバンドの名前を思い出して、何気なーく聴いてみたらゲロ格好良かったからです。

6年間、知識を蓄える行為を拒んだことになります。例えるなら小1と小6の知能差です。

友人( • ̀ω•́ ) < 俺さ中学受験するんだよね。わさ、お前は?

わさ( ^q^ )   <うんこばくだんどーん はいバリアきかないー

死活問題です。

えぇ、私こそが「商業的〇〇」の犠牲者です。

そんな語感に惑わされるコマースレフュジー達を救うべく、俺こそが立ち上がる!!!

みたいな雰囲気を醸し出しながら座って記事を書きます。

 

さて、商業的と言われる所以って?

売れそう。大多数に人気でそう。これに尽きます。

商業的って敢えて皮肉っぽく言われるくらいだから聴きやすいに決まってます。

そこで、「聴きやすい」のニュアンスの問題ですが、「やすい」って部分が感じ悪いんですよね。

「この日本酒のみやすーい!」…私もよく使っちゃう言葉です。

よく考えたら、好んで飲んでるのになんで「飲みにくい」前提なのかと。

だから聴き「やすい」のではなく聴き「たくなる」って感じです。

で、ここでよく出る「無難なことやってるだけじゃ?」みたいなお話ありますけど、ポピュラーが無難なら、超王道のゴリゴリデスメタルも言ってしまえば無難ってことになりかねないので、不毛な言葉の揚げ足取りはやめましょう。

実際売れてるし、実際格好いいし、これがAsking Alexandriaの正しい方向性なんです。

ですので、商業的だから良いんですと、敢えて商業的という言葉を用いて言わせていただきます。

で、どんなサウンドなのか。

最初から最後まで一貫したキャッチーさ。

最初から最後まで一貫してシンガロング祭が開催できる。

耳に残るフレーズの圧倒的物量。フレーズの人海戦術

聴いた後は頭にこびり付くので、クリーンパートが拷問のようにループします。

割としゃがれた声なのかと思いきや、なんてお美しい声も出すの?と惑わされる。

その中でも私が顕著に思ったのは、語尾の上がり下がりが中毒性高すぎる点。

#7 Believeのサビではスラーがかかったように、徐々に語尾の音階が上がっていく箇所が何回か登場します。

私、何故かここがツボらしく、一番気に入った曲が#7でした。理解が得られる気がしないけれども。

他にも沢山印象的なメロディー等々はあるのですが、これはもう個人の好みを探し出す楽しさを味わってください。私レビュワーではなく、れびゅわぁって感じなので、ここでは割愛(または職務放棄)します。己の耳が一番正しいんですから。

まぁ、兎に角、誰しもがどこかにお気に入りのフレーズを見つけることができるアルバムだと思います。

メタルとダンスミュージックのハイヴリッドの様ですし、ノれて当然ですね。

メタル布教なんかに丁度いいんじゃないですかね。

非常に良いアルバムです。

 

今回ですね、締めの文がどうしても思いつかないです。

ちんこうんこちんことか言っとけば締まりますかね。

無理ですか。そうですか。

うんこうんこ。

 

 

結論:頭が幼稚化しちゃうレベルでノれるメタルも最高じゃねぇですか?

 

 

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【トラックリスト】

1. Don't Pray For Me

2. Killing You

3. The Death of Me

4. Run Free

5. Break Down The walls

6. Poison

7. Believe

8. Creature

9. White Line Fever

10. Moving On

11. The Road

12. Until The End (feat. Howard Jones)

13. The Death of Me (Rock Mix)

 

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2. The Death of Me

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From Death To Destiny

From Death To Destiny

 

 

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Ametsub - Mbira Lights 1

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国産エレクトロニカ、2017年リリース。

 

エレクトロニカとかいう奇跡的な言葉の羅列。

一文字でも狂ったら急にバランス崩れそうな響き。

そういえば、シューゲイズだって魅惑的な響きです。

「靴ガン見」って意味なのに、音楽性と響きは合致してるので奇跡的です。

その反面、ゴアグラインドとかいう醜悪の塊のような響きもありますし。

クソみたいな直訳しますと「血塊磨り潰し」ですから正にって感じです。

その分エレクトロニカの意味は、wikipediaで調べたけど何言ってんのか意味わかんねぇまるで雲の上にある掴めない幻のよう…。

そんなこんなで、音楽界で最強の響きと意味合いの合致性を誇るエレクトロニカからの紹介です。

 

さて、日本を代表するエレクトロニカアーティストであるAmetsubですが、私一度だけ生で見たことあります。

小さな教会でのライブでして、ヤスデを茹で上げたみたいな見た目の楽器を使用しておりました。あれ何だろう。

とにかくその見た目からは想像できない神秘的な音が紡ぎだされるという半端ない異空間を体感いたしました。

どうやら今回の作品でも、見たことも聞いたこともないムビラというジンバブエのショナ族に伝わる伝統楽器を軸に作成されたものだそうです。

 

で、感想としては、何だこの落ち着く世界観は。

何だろう、仏具的な感じ?風鈴的な?バリ風ホテルでかかってるやつ?

みたいな、どこか土着的かつ妖艶な音色。

かつ不安定な音の配置のようでスムースに流れる絶妙なバランス。

とにかく最高の癒し空間です。

EPですのでコンパクトですが、いくらでも聴いていたくなる不思議な中毒性もあります。

サラーっと聴いていたい、けど、耳を傾けて聴いてもいたい、なんとも汎用性が高いが、なんとも悩ましい、確実に今年のベストに名を連ねるであろう傑作です。

 

そして、ムビラ欲しくなりました。

割とスタイリッシュな外観なので、思わず買ってしまいそうですが、

リコーダーの裏側の穴を半分だけ塞ぐヤツで楽器の挫折を味わったカス太郎な私には、このくらいの楽器が丁度良いかなと思いますね。

ア〇パ〇マ〇キーボードは幼少期から脈々と受け継がれる日本古来の伝統楽器ですので、ほぼ笙であり、ほぼムビラです。

 

 

結論:ムビラも笙もア〇パ〇マ〇キーボードも、ルーツをドントシンクフィールだ。

 

 

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【トラックリスト】

1. Mbr / Northbound 

2. Mbr / Mbirambient 

3. Mbr / Ajisai 

4. From The Mountain 

5. Mbr / Flurries (Easy) 

6. Mbr / Ajisai (Austin Cesear Remix) 

7. Mbr / Flurries (Seefeel Remix)

 

YouTube


Ametsub - Mbira Lights 1 EP (snippet)

 

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Mbira Lights 1 EP

Mbira Lights 1 EP

 

 

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Iron Reagan - Crossover Ministry

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米国産スラッシュメタル / ハードコア、2017年リリースの3rd。

 

カテゴリ分けの便宜上バラバラに書きましたが、俗にいうクロスオーバースラッシュメタルでございますね。

こういう所で学んだ英語をやたら使いたがって「これとこれクロスオーバーさせたらおもろいと思わない?…あ、混ぜ合わせるってことね」みたいなしょーもない二度手間を踏むという、最近の政治家・評論家達を反面教師として学べていない私こと、わさですこんにちは。

 

なんとも可愛らしいor毒々しいジャケットが目を引く、ジャケ買い特化型のジャケでございますが、中身も凄い。

前回記事に続きまして、今回も錚錚たるメンバーで構成されたスーパーバンドと呼んでも差し支えないのではないでしょうか。

Vo. Tony Foresta、Gt. Land Philは、Municipal Wasteでも活動中。

Dr. Ryan Parrishは元Darkest Hour。

うん、こりゃすげぇやって感じですね。

Gt. Mark Bronzinoもガッツリハードコアバンドで活躍してますし、そりゃあクロスオーバースラッシュになりますわなと頷けます。

 

そんなガッチリした土台から放たれるアルバムはと言いますと…

楽しいです。

う〇こみたいな感想だけで終わるわけにはいかないので続けますが、そんな感じです。

楽曲はとてもコンパクト。6秒で駆け抜けるものから、長いものでも3分半くらいです。

短い曲の中でも、ガッチリと印象的なフレーズを嵌めてくるものもあれば、それに加えてもうドタスタひたすらに駆け抜けるものもありと、中々聴いてて気持ちの良い仕上がりです。

どちらかと言えばハードコア色が若干強めなのもあり、爆発的な勢い勝負感が強め。

なので金太郎飴アルバムっぽさもありますが、クロスオーバースラッシュって何となく、アルバム一貫して爆走・汗臭さ、そういうの求めてると思うのです。

なので、この在り方は正解でしょう。

実際聴いていてスカッとして最高にハイになります。

金太郎飴って表現はどこを切っても同じと揶揄して使われていますが、裏を返せば最初から最後までブレずに男の顔があるんですよ。

あのオカッパの勇ましい男の顔がどこまでも真正面を見据えてるんですよ。

その姿勢、キモくないですか 男として憧れませんか。

このアルバムに関しては、どこまでも自分たちの音楽を一貫して突き進む美学が見て取れます。この姿こそ、金太郎飴という賛辞が相応しいと思いますね。

 

#1これぞクロスオーバーといったお手本のような頭ガン振りチューンがオープニング。

#3小気味良いリフが半端なく格好いいスラッシュナンバー。

#4はこのアルバムの最長曲。怪しげな鍵盤楽器からスローパートへ、Voが入ると同時にグルービーかつスラッシーなリフが楽しい一曲。

#5では一転短い12秒。”No Sell”のタイトルとは裏腹にiTunesで12秒150円という、音楽界指折りの価格破壊を起こしているという公式が繰り出す渾身ギャグも楽しい。

#7は一つ一つの単語を鈍器に変えて殴るかのようなVoが冴え渡るハードコアナンバー。Fuck the Neighbors!って一緒に叫びたくなっちゃうライブ映えしそうな一曲。

タイトルナンバーの#9は、ファストパートとミドルパートを交互にせわしなく織り交ぜながら展開。最後は拍手パチパチ。

#10、#11は印象的なギターリフを演り捨てるかのよう。味のあるガムを味のする段階で取り上げられる感覚。焦らしテクが凄いドSチューン。

#12もはやNaparm DeathのYou Sufferを彷彿とさせる。You Suffer自体を6倍に引き延ばしたらこれ聴こえてくるんじゃねぇかとも思っちゃいます。

#13は一貫してミドルテンポ。サビ(?)でのVoラインが癖になります。

#14に関しては鼻に何かを詰まらせような声の主がだれなのか、それ一転がただただ気になって仕方がない。曲自体はクール。

#16ドッ、ナッカッ、ドッ、ナッ、カァァァッ!!!…楽しい…楽しいです…。

最後に、もう純粋に格好いいスラッシーなラストナンバー#18で締め。

 

18曲で28分と、だれることなく最後まで突っ走ってくれます。

飽きの来ない、最高級な金太郎飴でした。

なんか凄いディスってるように見える気がしますが、今回の場合の金太郎飴は褒めですからね。最高に褒めてますからね。

しかしながら、金太郎飴で画像検索すると、無数に切り取られたのっぺーとした顔が一斉にこちらを見つめてくるという中々な狂気を味わえます。是非。

やっぱ褒めるならもう少しおシャンな飴が良い…。

 

 

結論 : 揶揄するときは金太郎飴、褒めるときはパパブブレ。今回はパパブブレ

 

 

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【トラックリスト】

1. A Dying World

2. You Never Learn

3. Grim Business

4. Dead with My Friends

5. No Sell

6. Condition Evolution

7. Fuck the Neighbors

8. Power of the Skull

9. Crossover Ministry

10. More War

11. Blatant Violence

12. Parents of Tomorow

13. Bleed the Fifth

14. Megachurch

15. Shame Spiral

16. Dogsnotgods

17. Eat or Be Eaten

18. Twist Your Fate

 

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7. Fuck the Neighbors

 

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Crossover Ministry

Crossover Ministry

 

 

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