あれるげんふりー

アレルゲンフリーかつオーガニック。半端なく体に優しい音楽レビューもどき。

Woodes - EP

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オーストラリア産オルタナティブ、2016年リリースの1stEP。

 

まずジャンルにあまりお詳しくないわささんは、Apple Musicのジャンル分けに従っただけなので、「オルタナはジャンルじゃねえしアホか」などと言われましても基本的にモジモジウジウジするだけですよと最初に言い訳しておきます。

 

Woodesはオーストラリアの映画音楽作曲家であるElle Grahamのソロプロジェクトの様です。

このお方、弱冠24歳(2017/02/15現在)です。現在こたつの中にベチャァっと寝転び、八朔うまっとか言いつつ片手間にブログ書いてる同年代の私とは月と鼈改め、月とマントルくらいの違いがありますね。神様のいたずらとかじゃなくて神が私をいじめてますね。

さてさて、どうやら今週は美人アーティスト強化週間の様でして、例に漏れずお美人さんです。麗しゅうござんしょう?

 

そんなお美人さんが紡ぎだす音楽は、兎にも角にもおシャンティー。

めとろぽりたん代表こと私わささんにぴったりですね。

電子音楽の耽美な世界観と、Woodesの透明感のある歌声が最高にチルでございます。

音楽を聴きながら街を歩くだけで、全ての景色がモノクロに映るような感覚と言いますか。

どの楽曲を通しても、音の選択に無駄のない最低限の飾り気で神秘性を醸し出しており、自分の歌声を武器として最大限活かしたものとなってますね。

例えば#3で自らの声をサンプリングして1つの楽器の様に用いていることからも伺えます。

贅肉削ぎミュージック。言葉の響きはドブ並みに最悪ですけど、そんな感じです。

本当に24歳なのかと疑う程洗練されたスムースな世界観がしっかりと構築されています。

もう…同年代でどうしたらこんな違いが出るのか考えるともはや不機嫌になりますね。

かたやこたつで柑橘類をただ貪るだけの機械みたいな人間ですし。嫉妬の化身ですね。

 

ちなみにちなみに、Woodes名義でのインタビューありまして…。

ー 好きな動物は?

Woodes「犬っすね。」

 

 

結論 : 合コンかよ。

 

 

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【トラックリスト】

1. Rise

2. The Thaw

3. Poison

4. Daggers & Knives

5. Bonfire

6. Byron

 

YouTube

1. Rise

 

iTunes

 

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Alpine Fault - Iraena's Ashes

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オーストラリア産シンフォニックメタル、2011年リリースの1st。

 

時たまヒョッコリと良質なシンフォメタルバンドが出てくるオーストラリアから、これまた良質なバンドのご紹介です。

もう解散してますけどね。悲しいですね。

どうも結成当時は生まれ故郷であるニュージーランドで活動していたっぽいです。そもそもバンド名もAlpine Fault、すなわちアルパイン断層ですしね。記憶に新しいあのクライストチャーチの大震災の元凶でもある断層です。

 

1stリリース時のメンバーは、男声Voと女声Voのツイン+ヴァイオリン擁する6人でした。

えぇ、判ってます。判ってますよ男声諸君。

やはり気になる女性のお顔なんでしょう?

はい麗しゅう〜麗しゅう〜

はいごめんなさい。

って事なんですけれども、この写真の男女ツインの相性が抜群でございまして。
お互いにやんわりとした歌唱表現が持ち味のボーカリストの様です。

その優しさの塊の様なヴァファリンヴォイスがヴァイオリンとヴェストマッチ。

歌声が優し過ぎてトゲのある「b」の発音が丸みのある「v」になってしまうほど優しいです。

 

#1は、メタリックさが前面に押し出されたTheヘヴィメタルなギターリフの上に、ツインVoが絡み合い、非凡な作曲センスが光るオープニングチューン。

#2、#3は卑怯。私がアコギイントロに弱いと知ってか、ちゃっかりアコギ演奏しやがってます。そして何よりこのバンドはスローテンポが似合う。スローの間を縫う様に入るヴァイオリンが心地良い。ツインVoの艶やかさも倍に増す。文句の付けようがない仕上がりです。

#5は入りからサビにかけての爆発力に鳥肌ブワァーなスローテンポ曲。その1発に持っていかれます。

終盤を引き締める#7も、このアルバムの1、2を競う佳曲。局所で荒々しく且つ可憐に舞うヴァイオリンがツーバス連打の上を飛び交う、美と醜のコントラストが冴え渡って最高です。

1stアルバムにしてこの出来…非凡でないものを感じるが故、余計に解散が悔やまれるバンドです。

 

メタルバンドにおける男女ツインVoってのはどうも存続が難しいみたいですねぇ。

新加入してからアルバム一枚出して脱退!とかザラにありますからね。

サビを女声にすると男声はサビに比べたらどーでも良い部分を任せられたり、サビだけだと歌う部分少なくて…みたいな感じでしょうね。

そんなんで脱退されちゃこっちもダメージ大きいですから、歌い継がれる様なデュエット曲とかを教材にしては如何でしょうか?

 


結論 : 男女ツインVoバンドの皆様、「三年目の浮気」とか教材にすると良い塩梅でオススメです。

 

 

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【トラックリスト】

1. Int the Night

2. Above the Storm

3. I'll See You Soon

4. Mourning Has Broken (Sleep)

5. Requiem

6. The Watcher Beneath

7. Severance

8. March of the Tides (Palladio)

 

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3. I'll See You Soon

 

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Iraena's Ashes

Iraena's Ashes

 

 

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Mo Kolours - S/T

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モーリシャス産ハウス、2014年リリースの1st。

 

イギリス人とモーリシャス共和国人とのハーフであるJoseph Deenmamodeのソロプロジェクトだそうです。

モーリシャス…いやどこ!?!?

って事で調べますと、アフリカ大陸から島国マダガスカルを超えてちょっといった沖にあります。東京都と同じくらいの面積なんですって。

そんなレアな国からのアーティストって事で、何だかテンション上がります。

 

1発保険打っときますと、ぶっちゃけハウスにそんなに詳しくない私、今後またハウスを紹介していきつつ皆様と一緒にお勉強していけたらなーとか思ってますえへへ。

そんなこんなでモーリシャスの血を引くJoseph Deenmamode、このアルバムにモーリシャスの魂が詰まってます。

厳密に言えば、モーリシャスの魂など1ミリも知らない私でも、ひしひしと伝わってくるソウルフルさとでも言いますか。

そこでモーリシャスを調べたところ、「セガ」という伝統音楽がヒットしまして。

どんなんかって言うとこんなんです。

ざっくり言うと、奴隷たちによって産み出された娯楽や癒しのための音楽だそうで。伝統的には、「タンバリン的な太鼓(ラヴァン)」「マラカス的なもの(マラヴァン)」「トライアングル」の3種類を用いて奏でられるみたいです。

そんでもってこんなノリがハウスの土台の上にエイッてされている訳ですね。他のレビュワーに撲殺されそうな程に雑な解説ですが。

#2からは確かにモーリシャス魂(以下:モリ魂)に南国感を上乗せエイエイッって感じでビーチに似合います。スチールドラム的な音色からか中米カリブの雰囲気を感じます。ちょっとバカみたいな言い回しですが概ねそんな感じです。私の語彙力の限界です。

…因みに、モーリシャスって世界屈指のリゾート地みたいです。ゆずの北川悠仁高島彩夫妻もハネムーンしに行ったそうですぜ。

#5ではJosephの艶美な歌声とアンビエントな音響とが噛み合わさり、尚且つ「セガ」で用いられるトライアングルの様な音色が見事にモリ魂ってます。

アルバム全体を見ても自体もほぼ3分以内で構成されており、コンパクトさに加え、曲をセレクトするJosephを目前にして聴いているような臨場感さえ感じます。

他の楽曲も、私が使い勝手の良さから身勝手に創り出した「モリ魂」なる戯言を嘲笑うかのように他のジャンルをふんだんに盛り込んだ音作りとなっていて、大変飽きの来ない内容でございます。

 

今回はさらさらっとしたレビューでハウスについては結局触れませんでした。

まぁ何だろうな、ハウスとは何たるかにつきましては今後じっくりと消化していこうかなと思っております。

ハウスは今後も絶対使うであろう単語なので今後も注目していきますが、どうか「モリ魂」という単語だけは忘れないであげてください。主に私のために。今後絶対に使わないと思うので。

 

 

結論 : 貴方の心の片隅にモリ魂を。

 

 

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【トラックリスト】

1. Brixton House

2. Little Brown Dog

3. Curly Girl

4. Love For You (Humbeat)

5. Mike Black

6. Lighter Break

7. Say Word

8. Afro Quarters

9. Take Us (Interlude)

10. Streets Again

11. 16-Bit Slaves

12. In Her Eyes (Funk Heart)

13. Child's Play

14. Natural Disasters Wish List

15. Other Day House

16.Play It Loud (In Your Car)

17. Shepherd

18. Straight Ruk (feat. Jeen Bassa)

 

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2. Little Brown Dog


Mo Kolours - Little Brown Dog

 

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Mo Kolours

Mo Kolours

 

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Batushka - Litourgiya

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ポーランドブラックメタル、2015年リリースの1st。

ポーランドは良質エクストリームメタル量産国でございます。Vader、Behemoth、Decapitated…錚々たるメンツ過ぎてビチャビチャ垂涎祭り。

そんなポーランドからの超大型新人ということで、世間(推定1万2000人くらい)を騒つかせたBatushkaさんの登場です。

 

紹介する前に1つ…。

私は前回記事で申し上げた様に、どりーみぃ等のJC御用達ラブキュンコミックみたいな語感が好きですが、「黒魔術」「狂気」等、憧れのダークサイドに堕ちてみたけど世間からの冷ややかな目のせいで半殺しみたいな状態になっちゃってる男子中学生みたいな語感も大好物であることをこの場を借りて明言しておきますね。

 

先ず、兎にも角にも他のブラックメタルを超越する最大の特徴として挙げられるのは、笑っちゃう程に呪術的かつ神秘的だということ。

Voの暗黒呪文でも唱えるかのような、芯の通った、地を這う蛇のような低声が鳥肌モノです。

演奏してるあっち側は既にアレなんですが、聴いてるこっち側も訳も分からず魔法陣の中に突っ立ってる気分になります。

ぶっちゃけ呪術的なエッセンスを隠し味程度に加えたブラックメタルは結構存在したりしてます。然しながらBatushkaさん、モロです。怪しいモノをモロ出しです。

まぁ、怪しいだけじゃ宗教曲かガチもんのヤバい人達かになっちゃうんですけど、半端なくエクストリームなドラミングと、癖になるメロディアスなギターリフ、狂気すら感じるスクリームと、ピュアなブラックメタル要素にも隙が全く無いのがこのバンドの恐ろしいところ。

1st アルバムにして高すぎる完成度、世間でいう捨て曲など一切なし、と揚げ足を取る為の足が無いレベルです。

下に貼ってあるLIVE映像観てください。絶対にアルバム聴きたくなる&ライブ行きたくなりますから。これ書いてる奴が元も子もないことを言いますと、聴くのが一番早いです。私のモットーである「百見は一聴に如かず」精神でいきましょう。

完全なる黒ミサ的世界観。

日本に降臨しては修学旅行生のJCにサタニズムを刷り込み、お寺の常香炉に「魔除け」の効果があるらしい線香を自ら供えるという可愛い悪名高い同郷Behemothのネルガル様とは違って、Batushka自体は悪魔崇拝者ではないとは思うのですが。

 

超余談ですけど、直近の年末年始にポーランドに行ってきまして。

飯うまい、ビール激安。共産の匂い漂う街並み最高にクールだよとか。

偶然話した現地人が日本好きで、幽☆遊☆白書に対する話の熱量に圧倒されてジャパニーズ代表の私が置いてかれるとか。

女性レジ店員が某蒙古タンメンの宣材写真みたいな立ち方で海外の接客ヤベェとか。

普通に手錠かけられた人が警察に連行されてるのよく見たよとか。

まるでBatushkaの様な中毒性を持った最高な国でした。

 

 

結論 : 大好き、ポーランド。大好き、Batushka。

 

 

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【トラックリスト】

1.Yekteniya Ⅰ

2.Yekteniya Ⅱ

3.Yekteniya Ⅲ

4.Yekteniya Ⅳ

5.Yekteniya Ⅴ

6.Yekteniya Ⅵ

7.Yekteniya Ⅶ

8.Yekteniya Ⅷ

 

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1.Yekteniya Ⅲ

 

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Litourgiya

Litourgiya

 

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Mumrunner - Gentle Slopes

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フィンランド産ドリームポップ/シューゲイザー、2016年リリースのEP。

相変わらずどりーみぃとかの青春ラブコメ少女コミックみたいな語感に弱い私、久々の登場です。

もうこのバンド聴いてたらどりーみぃすぎて体トロットロになっちゃって治すのに時間かかっちゃったって訳。何言ってるかはわからないと思いますが。私もわかりません。

 

そんなこんなでこのEPに魅了されてましたよーってことが言いたかったんですけれども、このバンド自体つい最近知りました。

初感としましては江ノ島

え?フィンランドシューゲイザーよ?トチ狂ってるんちゃうかな?生シラス喉につまらせて死ねよ?とか思われそうですが、私は冬の江ノ島で聴きたいんです。冬の江ノ電乗りながら。

早朝の江ノ電に揺られ、シューゲイズのような突き刺さる寒々しさを海に感じる中、車窓から差し込む光がどりーみぃ。

早朝サーファー元気やなー、とついつい見惚れてポケーッとしてるのを、「ゥゴウンッ!」的な音を立てて異常なまでに効きの良い足元のヒーターがふと覚ましてくれる。
そんな感じ。

要するにですよ、晴天の冬の海が似合うってことです。

#1は甘酸っぱさ全開。まさに青春ラブコメ。wassao a.k.a lonely loverの異名を取る私は、七里ヶ浜をVR装着しながら仮想彼女とどこまでも追いかけっこしたいですね。生シラス詰まらせて死にたい。

#3なんて今の時期にビラボンとかクイックシルバーとかの店舗で流れてたら、サーフ系の絶妙にイキった洋服と、海パンとシュノーケルを勢いのみで買いそうになりますもの。両サイドに(VR仮想彼)女を引き連れながらバカルディ飲みたくなりますもの。

 

これからは夏季にサザンオールスターズが湘南を仕切り、冬季にMumrunnerが仕切るという分業制を取っていくと良いのではないでしょうか。

 

Mumrunner、要チェックです。

 

 

結論 : TUBEもオメガトライブキマグレンも好きです。(って言っとかないと湘南の人に怒られそうだから言いました。)

 

 

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【トラックリスト】

1.Sputnik

2.Shawshank

3.Cascais

4.Turn

5.Gentle Slopes

 

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3. Cascais


Mumrunner: Cascais

 

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Gentle Slopes EP

Gentle Slopes EP

 

 

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